2008年3月アーカイブ

先日、平成21年度弘前大学医学部医学科において、これまで実施していた推薦入試を廃止し、AO入試を導入するとの発表がありました。

発表内容については、弘前大学HP内をご覧ください。→こちらをクリック

3月22日青森県地域医療特別講演会開催のお知らせ

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青森県において、長年にわたり地域医療をめぐる環境は大きく変化しています。

交通網の発達による患者の受療動向の変化や住民の医療ニーズの高度化、多様化、診療報酬体系の見直しなどが進む中で、多くの自治体病院等が医師確保や病院経営の課題を抱えております。

このような中、自治体病院関係者等に今後の病院経営や病院づくりについてのご理解を深めていただきたく、この度「青森県地域医療特別講演会」を開催することといたしました。

自治体病院等関係者、医療関係者、地域医療に関心をお持ちの方でご参加を希望される場合は、下記申込み先まで電話、FAX、メールのいずれかの方法でお申し込み下さい。(一般の方も大歓迎です。)

詳細についてはこちらをご覧ください。→⑲地域医療特別講演会プログラム.pdf

1 開催日時:平成20年3月22日(土) 13:30~16:00

2 開催場所:ホテル青森3階 あすなろの間(青森市堤町1-1-23)

3 内容

講演1)「報道から見た地域医療」

日経BP社記者(元・日経メディカル,現・日経ドラッグインフォメーション編集部) 山崎大作 氏

講演2)「診療報酬改定と医療機関の将来像」

国際医療福祉大学医療経営管理学科  学科長・教授 高橋 泰 氏

4 主  催:青森県、(財)青森県市町村振興協会

5 問い合せ・申込先

青森県健康福祉部医療薬務課 医師確保・機能再編推進グループ 

TEL 017-734-9288 FAX 017-734-8089

E-mail iryo@pref.aomori.lg.jp

 

続・研修責任者からのメッセージその4

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続・研修責任者からのメッセージその④

八戸市立市民病院臨床研修センター所長  今  明秀

 

八戸市立市民病院の救急は全国区です。今回の連載の最後です。

l         超緊急輸血

血液型適合試験が、間に合わない出血性ショックに対して、超緊急で、血液型をサーと合わせて輸血を開始します。これが出来ないと患者は命を失います。めちゃめちゃエキサイティングな瞬間です。青森県内で、輸血管理基準Ⅰを取得しているのは、昨年までは当院だけ。患者が救急室へ入ってきて、採血。すぐに輸血開始を決定。看護師は走って、患者の採血の入った試験管を検査室まで持っていきます。数分後、検査技師が、輸血血液を持って走って、救急室に到着します。すぐに輸血が開始されます。こんなこと他の病院ではまねできない。このシステムを作っちゃいました。

l         中心静脈穿刺

著者は夏の沖縄、冬の北海道で、中心静脈穿刺と、気管挿管、気管切開(輪状甲状靭帯切開)の実技セミナーを開催しています。受講料一人5万円です。全国の研修医を対象に指導しています。「スナッジラボ」で検索してみて。また、院内の研修医を対象に、同様セミナーを開催しています。こちらは青森県内研修医を特別に無料にしています。太っ腹でしょう。

l         災害派遣。国のために尽くしたことはあるか。

災害時に緊急医療チーム派遣がされる。発災数時間以内に出動となる。八戸海上自衛隊の救難ヘリ、三沢航空自衛隊の航空機で現地入りする。真っ赤なユニフォームに反射板が光る。国際ルールで、災害現場の医師は赤が目印だ。しかし、この色を着こなせる医師はそうはいない。災害現場のリーダーの証だ。DMATと言う、災害派遣医療班を3チーム持っているのは、全国に5箇所はない。そのうちのひとつです。

写真(今先生).JPGl         救急

ご存知、研修責任者の得意技。東北一の救命救急センターを作るために2004年に転勤してきた。著者のコトを知りたい人は、書籍「プリベンタブルデス」を、インターネットで買ってみてほしい。2007年度救急収容件数は自力受診が11,000人、救急車が3000件、ヘリコプターが5件あった。歩いてくる患者から心肺停止までを一つのフロアーで扱うERを展開している。一年目7月からは当直見習いが始まり、2年目からは本当直が始まる。夜11時頃の救急室は、医師、看護師、患者、家族、救急隊でごった返している。医師不足はどこの国の話し?と思われるほど、若い医師で熱気むんむんだ。この経験は、都内の救命救急センターでは味わえない。都内の病院の多くは、三次救急のみ扱っているだからだ。

著者はこれまで、救急講習会を全国各地で開催してきた。福岡県麻生飯塚、大分県立、名古屋エキサイ会、沖縄中部、徳島県立、愛媛県立、広島県立、福井県立、石川県立、宮崎県立、山形日本海病院、山形県立、岩手医大、札幌医大、聖マリアンナ医大、兵庫医大、神戸大学、自治医大大宮、国立仙台、国立国際医療センター、船橋市立、大崎市立、秋田赤十字、などへ出向いた。多くの有名研修病院の研修医を教育してきた経験を持つ。

まとめ

病院見学は、随時受け付けている。月曜と、水曜の夜は、救急外来が大フィーバーする。そこをめがけて見学に来てほしい。宿泊無料、食事無料。すべて、臨床研修センターがバックアップする。

臨床研修医からのメッセージ16(八戸市立市民病院)

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 八戸市立市民病院2年目研修医  瀧澤 裕 (平成18年3月弘前大学卒)

はじめまして。今日は研修医としてもうすぐ2年目を終えようとしている私の生活について書かせていただきます。
 私の病院は、地域拠点病院のため、数多くの患者さまが受診されます。数多くの疾患にて勉強・体験には不足ありません。ただ、消化不良になりそうになるのが難点かと思います。それ以外の生活面は仲間も多く、指導医の方、コメディカルの方もやさしく指導熱心にいろいろ教えてもらえます。

写真(瀧澤先生).JPG
 学生時代との最も大きな違いは、やはりやはりやりがいにあると感じます。病気の重症度・病気の種類・医療の介入できる範囲さまざまありますが、元気になって帰っていく姿を見るのはこの職業を選んでよかったなとそのつど思います。研修医1年目のときは何もかもが初めてで、患者さまの今後の経過も予測できるだけの経験もなくやみくもに考えたり、指導医の言われたとおり仕事をすることが多かったように思います。しかし最近は少し余裕を持って専門的な病気に対する知識・治療につき興味を持ち、より専門的な手技についても身につけていきたいと考えるように変化してきました。初期研修はもう少しで終わりますが初心忘れべからずでこれからも頑張っていきたいと思います。

八戸市立市民病院 1年目研修医  差波 新(平成19年3月琉球大学卒)

迷っている。これからどの道に進もうか。
 そう、人生迷いの連続ですね。そして不安ばかり。そんなの人間なんだから当たり前だと思います。僕の高校時代も迷ってばかりでした。
 本当に医者になろうと思ったのは高校三年生の三学期ぐらいなんじゃないかな。そこまで迷っていたわけだから、当然受験勉強手につかず、学年下から数えたほうが早いって言う成績でした。自分の能力を信じられず、なりたいような気がチャレンジすると失敗したら怖いと考えてしまっていました。
 でもやろうって決めたら、少し浪人しましたけど、何とかなっちゃいました。きっかけなんてないんだけど、やってみたいんだったらたってみたほうがいいじゃんて思ったんだよね。

写真(差波先生).jpg
 僕が思うに人生ってそんなもん。やってみりゃ、向き合ってみたら意外と何とかなっちゃうものなんでないもんでないですかねぇ。
 僕も目標が高い気がして怖かったけど、出来ないんじゃないかと思っていた時期があったけど、だらだらひとつひとつクリアしていったら出来てしまいました。
 医者としての日常もそんな感じで積み重ねです。普通の人から見たらすんごいことしているけど、それもきちんと向き合ってさえいれば、いつか出来るようになるはず。
 なってみたいとおもう人、なっちゃってみてください。なれちゃうとおもいます。
 説教くさくなってしまった気もするけど、もし高校生だった自分にメッセージを書くとしたらこんな感じかな。ではでは。

八戸市立市民病院3年目研修医 黒澤大樹(平成17年3月高知大学卒

 

 昨年5月より産婦人科で研修を始め、もう少しで9か月が過ぎようとしています。1月12日現在で帝王切開術症例、腹式単純子宮全摘術12症例、腹腔鏡下手術16症例、円錐切除術16症例を執刀させて頂きました。手術について教科書で手順を勉強していたものの、次の操作をどの器械を使ってどのように行うのかなど一つ一つがおぼつかなかったのですが、その都度ていねいに教えていただきました。出血した部分があれば代わって止血していただいたり、自分が上手くできない場面には助け舟を出していただき、その場をしのぐと同時に手技を学ぶこともできました。産婦人科当直を始めるに当ってはかなりの不安がありましたが、研修はじめのうちは当直の先生の下に副直としてfirst callをもらい、最初の問診等を行って情報を整理して指導医の先生と診察・治療を行い、そこで基本的な診察・治療手技や診断・治療の考え方を学ぶことができました。吸引分娩の場合には出来る限りcallしていただき、引かせていただきました。

 吸引カップが滑脱し途中で交代してもらったりしましたが、その都度コツや注意点を教えていただきました。実践的な手技をまずは自分にさせていただき、うまくできない時には指導医の先生方にrecoverしていただくことで少しずつ着実に上達できたような気がします。指導医の先生方に恵まれ、充実した研修生活が送れたと感じています。

 私はもともと八戸市立市民病院の外科系コースで初期研修を開始しました。医師を志した頃から医師と言えば手術というイメージがあり、そのためか手術のできる科に進みたいという思いは変わりませんでした。以前から産婦人科を考えていましたが、当初はなかなか産婦人科とはっきり決められませんでした。その理由は、男性医師が産婦人科になってもこの先肩身が狭くなるというようなことを聞き、確かにその通りなのかも・・・・・・ということです。今考えると他愛ないことですが、この心配を払拭してくれたのがローテート研修中の病棟の看護師長の「本当に助けてもらいたい時に男も女もないじゃない」という言葉でした。この一言で迷いがふっ切れ、自分の進む道を決められたように思います。このように振り返ってみると、この約3年間のうちに多くの人に出会い、支えていただき今の自分がいるのだなあとつくづく思います。

 産科医は訴訟の率が高い、勤務時間が不規則、などの理由で減少が続いているとのことですが、考えようによってはチャンスではないかと思っています。もちろんある程度リスクは覚悟しなければならないと考えていますが、あまり現状にとらわれずにこれからも謙虚な姿勢で研鑚を積んでいきたいと思います。

 

続・研修責任者からのメッセージその3

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続・研修責任者からのメッセージその③

八戸市立市民病院臨床研修センター所長  今  明秀

八戸市立市民病院はこんな所。

l         内科

循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、神経内科の実力指導医が、研修医を指導する。研修医も、胃カメラ(内視鏡)検査に参加できる。手順を踏んで、患者に迷惑がかからないように少しずつ慣れます。

l         外科

研修医の信頼一番。古い時代より研修医を教育してきている。3ヶ月間の外科研修期間に、小さな手術の執刀が許される。もちろん、手取り足取りですが。外科研修期間は、休みなし。トホホ。でも3年目の選択研修時は、胃切除、大腸切除だ。他に乳腺手術は年間130例。市民から信頼されている証だ。

l         気管挿管は一人平均80例、麻酔科

生きている人間に、痛い手術をする時に、薬を使って、眠らせて、痛くないようにする仕事です。手術中に起こる呼吸と血圧の変動をいち早く察知して、先手を打って解決します。麻酔時に行う気管挿管は一人平均80例くらい。医師人生において、緊急気管挿管技術は、必ず役に立ちます。ここでは十分な経験ができます。

l         にんにく日本一、マグロ日本一

地域医療研修では、一ヶ月間僻地で合宿します。①にんにく日本一で田子牛の産地の田子町と三戸町の病院で行ないます。焼肉好きは高脂血症に注意。田子町までは車で1時間。

②米よりウニが多いウニ丼を食べたことはあるかい?本州最北端大間町はマグロだけでなくウニでも有名である。大間病院までは鉄道は届いていない。バスで行ったら八戸から4時間はかかる。患者救急搬送時はヘリコプターだ。③さくらんぼの南部町も人気。できれば季節を合わせて地域研修に行きたい。きっとおいしいぞ、いや、勉強になります。

l         研修医キング、クイーン

スタッフの投票に選ばれれば、地域医療実習は沖縄西表島研修の権利がもらえます。三沢、羽田、石垣島、西表島(いりおもて)まで、飛行機、船を乗り継ぎます。西表島だよ!!!離島医療をみっちり勉強してもらいます。この企画どう思う。病院で旅費は負担するけれど、足りない分は自腹です。就職したらすぐに貯金しなくちゃ。

l         ばっちりの小児科

一次から三次救急も、病棟も、外来も、NICU(新生児)も、全部やっちゃう小児科です。1から2ヶ月で、小児の急性の病気は、ばっちりです。君の受け持ちで一番多いのは痙攣か、それとも喘息か、感染症?

l         風疹、麻疹、水痘対策

免疫のない研修医は、無料でワクチンを受けられる。イヤー、至れり尽くせり。著者は、昔、勤務してから風疹に罹り、えらい目に合いました。

l         癒しの産婦人科

外科の後に回ると、赤ちゃんが誕生する光景は癒しになります。