指導医からのメッセージ: 2008年3月アーカイブ

続・研修責任者からのメッセージその4

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続・研修責任者からのメッセージその④

八戸市立市民病院臨床研修センター所長  今  明秀

 

八戸市立市民病院の救急は全国区です。今回の連載の最後です。

l         超緊急輸血

血液型適合試験が、間に合わない出血性ショックに対して、超緊急で、血液型をサーと合わせて輸血を開始します。これが出来ないと患者は命を失います。めちゃめちゃエキサイティングな瞬間です。青森県内で、輸血管理基準Ⅰを取得しているのは、昨年までは当院だけ。患者が救急室へ入ってきて、採血。すぐに輸血開始を決定。看護師は走って、患者の採血の入った試験管を検査室まで持っていきます。数分後、検査技師が、輸血血液を持って走って、救急室に到着します。すぐに輸血が開始されます。こんなこと他の病院ではまねできない。このシステムを作っちゃいました。

l         中心静脈穿刺

著者は夏の沖縄、冬の北海道で、中心静脈穿刺と、気管挿管、気管切開(輪状甲状靭帯切開)の実技セミナーを開催しています。受講料一人5万円です。全国の研修医を対象に指導しています。「スナッジラボ」で検索してみて。また、院内の研修医を対象に、同様セミナーを開催しています。こちらは青森県内研修医を特別に無料にしています。太っ腹でしょう。

l         災害派遣。国のために尽くしたことはあるか。

災害時に緊急医療チーム派遣がされる。発災数時間以内に出動となる。八戸海上自衛隊の救難ヘリ、三沢航空自衛隊の航空機で現地入りする。真っ赤なユニフォームに反射板が光る。国際ルールで、災害現場の医師は赤が目印だ。しかし、この色を着こなせる医師はそうはいない。災害現場のリーダーの証だ。DMATと言う、災害派遣医療班を3チーム持っているのは、全国に5箇所はない。そのうちのひとつです。

写真(今先生).JPGl         救急

ご存知、研修責任者の得意技。東北一の救命救急センターを作るために2004年に転勤してきた。著者のコトを知りたい人は、書籍「プリベンタブルデス」を、インターネットで買ってみてほしい。2007年度救急収容件数は自力受診が11,000人、救急車が3000件、ヘリコプターが5件あった。歩いてくる患者から心肺停止までを一つのフロアーで扱うERを展開している。一年目7月からは当直見習いが始まり、2年目からは本当直が始まる。夜11時頃の救急室は、医師、看護師、患者、家族、救急隊でごった返している。医師不足はどこの国の話し?と思われるほど、若い医師で熱気むんむんだ。この経験は、都内の救命救急センターでは味わえない。都内の病院の多くは、三次救急のみ扱っているだからだ。

著者はこれまで、救急講習会を全国各地で開催してきた。福岡県麻生飯塚、大分県立、名古屋エキサイ会、沖縄中部、徳島県立、愛媛県立、広島県立、福井県立、石川県立、宮崎県立、山形日本海病院、山形県立、岩手医大、札幌医大、聖マリアンナ医大、兵庫医大、神戸大学、自治医大大宮、国立仙台、国立国際医療センター、船橋市立、大崎市立、秋田赤十字、などへ出向いた。多くの有名研修病院の研修医を教育してきた経験を持つ。

まとめ

病院見学は、随時受け付けている。月曜と、水曜の夜は、救急外来が大フィーバーする。そこをめがけて見学に来てほしい。宿泊無料、食事無料。すべて、臨床研修センターがバックアップする。

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