臨床研修医からのメッセージ: 2008年3月アーカイブ

臨床研修医からのメッセージ16(八戸市立市民病院)

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 八戸市立市民病院2年目研修医  瀧澤 裕 (平成18年3月弘前大学卒)

はじめまして。今日は研修医としてもうすぐ2年目を終えようとしている私の生活について書かせていただきます。
 私の病院は、地域拠点病院のため、数多くの患者さまが受診されます。数多くの疾患にて勉強・体験には不足ありません。ただ、消化不良になりそうになるのが難点かと思います。それ以外の生活面は仲間も多く、指導医の方、コメディカルの方もやさしく指導熱心にいろいろ教えてもらえます。

写真(瀧澤先生).JPG
 学生時代との最も大きな違いは、やはりやはりやりがいにあると感じます。病気の重症度・病気の種類・医療の介入できる範囲さまざまありますが、元気になって帰っていく姿を見るのはこの職業を選んでよかったなとそのつど思います。研修医1年目のときは何もかもが初めてで、患者さまの今後の経過も予測できるだけの経験もなくやみくもに考えたり、指導医の言われたとおり仕事をすることが多かったように思います。しかし最近は少し余裕を持って専門的な病気に対する知識・治療につき興味を持ち、より専門的な手技についても身につけていきたいと考えるように変化してきました。初期研修はもう少しで終わりますが初心忘れべからずでこれからも頑張っていきたいと思います。

八戸市立市民病院 1年目研修医  差波 新(平成19年3月琉球大学卒)

迷っている。これからどの道に進もうか。
 そう、人生迷いの連続ですね。そして不安ばかり。そんなの人間なんだから当たり前だと思います。僕の高校時代も迷ってばかりでした。
 本当に医者になろうと思ったのは高校三年生の三学期ぐらいなんじゃないかな。そこまで迷っていたわけだから、当然受験勉強手につかず、学年下から数えたほうが早いって言う成績でした。自分の能力を信じられず、なりたいような気がチャレンジすると失敗したら怖いと考えてしまっていました。
 でもやろうって決めたら、少し浪人しましたけど、何とかなっちゃいました。きっかけなんてないんだけど、やってみたいんだったらたってみたほうがいいじゃんて思ったんだよね。

写真(差波先生).jpg
 僕が思うに人生ってそんなもん。やってみりゃ、向き合ってみたら意外と何とかなっちゃうものなんでないもんでないですかねぇ。
 僕も目標が高い気がして怖かったけど、出来ないんじゃないかと思っていた時期があったけど、だらだらひとつひとつクリアしていったら出来てしまいました。
 医者としての日常もそんな感じで積み重ねです。普通の人から見たらすんごいことしているけど、それもきちんと向き合ってさえいれば、いつか出来るようになるはず。
 なってみたいとおもう人、なっちゃってみてください。なれちゃうとおもいます。
 説教くさくなってしまった気もするけど、もし高校生だった自分にメッセージを書くとしたらこんな感じかな。ではでは。

八戸市立市民病院3年目研修医 黒澤大樹(平成17年3月高知大学卒

 

 昨年5月より産婦人科で研修を始め、もう少しで9か月が過ぎようとしています。1月12日現在で帝王切開術症例、腹式単純子宮全摘術12症例、腹腔鏡下手術16症例、円錐切除術16症例を執刀させて頂きました。手術について教科書で手順を勉強していたものの、次の操作をどの器械を使ってどのように行うのかなど一つ一つがおぼつかなかったのですが、その都度ていねいに教えていただきました。出血した部分があれば代わって止血していただいたり、自分が上手くできない場面には助け舟を出していただき、その場をしのぐと同時に手技を学ぶこともできました。産婦人科当直を始めるに当ってはかなりの不安がありましたが、研修はじめのうちは当直の先生の下に副直としてfirst callをもらい、最初の問診等を行って情報を整理して指導医の先生と診察・治療を行い、そこで基本的な診察・治療手技や診断・治療の考え方を学ぶことができました。吸引分娩の場合には出来る限りcallしていただき、引かせていただきました。

 吸引カップが滑脱し途中で交代してもらったりしましたが、その都度コツや注意点を教えていただきました。実践的な手技をまずは自分にさせていただき、うまくできない時には指導医の先生方にrecoverしていただくことで少しずつ着実に上達できたような気がします。指導医の先生方に恵まれ、充実した研修生活が送れたと感じています。

 私はもともと八戸市立市民病院の外科系コースで初期研修を開始しました。医師を志した頃から医師と言えば手術というイメージがあり、そのためか手術のできる科に進みたいという思いは変わりませんでした。以前から産婦人科を考えていましたが、当初はなかなか産婦人科とはっきり決められませんでした。その理由は、男性医師が産婦人科になってもこの先肩身が狭くなるというようなことを聞き、確かにその通りなのかも・・・・・・ということです。今考えると他愛ないことですが、この心配を払拭してくれたのがローテート研修中の病棟の看護師長の「本当に助けてもらいたい時に男も女もないじゃない」という言葉でした。この一言で迷いがふっ切れ、自分の進む道を決められたように思います。このように振り返ってみると、この約3年間のうちに多くの人に出会い、支えていただき今の自分がいるのだなあとつくづく思います。

 産科医は訴訟の率が高い、勤務時間が不規則、などの理由で減少が続いているとのことですが、考えようによってはチャンスではないかと思っています。もちろんある程度リスクは覚悟しなければならないと考えていますが、あまり現状にとらわれずにこれからも謙虚な姿勢で研鑚を積んでいきたいと思います。

 

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